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研究室紹介Seminar


ゼミナール
卒業論文
修士・博士論文

ゼミナール

近年の西アジア・北アフリカ(中東)地域情勢、とりわけアラブ地域情勢は、同地域から発信される情報が政治的偏向を免れず、また欧米(さらには日本)のメディアやアカデミアがこうした情報の是非を充分検証しないままに無批判に受け入れる傾向が強いため、実情把握が困難になっています。とくに西アジア・北アフリカ(中東)地域で起きている政治的な出来事のなかには、現実とはまったく異なった評価・解釈がなされているものさえあります。

こうした現状を踏まえて、本ゼミナールでは、今日のアラブ地域を中心とする西アジア・北アフリカ(中東)地域で起きている政治的な出来事を、可能な限り現実に即したかたちで把握することを目指します。具体的には、西アジア・北アフリカ(中東)地域における近年の政治変動を扱った日本語および現地語の一般書・研究書の輪読、個人研究などを通じて、「民主化」、「権威主義」、「体制転換」、「紛争」、「人権」、「主権」、「内政干渉」、「宗派主義」、「民族主義」、「イスラーム主義」、「テロとの戦い」などについて批判的に考察します。

卒業論文

2021年度

■田中瑞帆「モロッコのクスクス:食材面における特徴」
■樋口七生「「民間人保護」はなぜ守られないのか:シリア内戦へのロシアの介入を例に」
■東大晴「ジハード団の動員構造:フレーミング概念からの分析」
■本多香奈「クウェートはなぜ民主化の足を止めたのか」
■武田ほのか「トルコにおけるシリア難民の社会統合の現状」
■原百恵「経済から紐解くパレスチナの日本語教育事情:すれ違いの30年」
■鈴木陽也「イラクの体制転換:不安定な国の苦しみ」
■秋吉香奈「エジプトの障害女性:複合差別の構造から読み解く周縁化の歴史」
■佐藤公哉「イラン対外戦略に関する一考察:アンサール・アッラーへの支援を事例として」
■岸本成美「なぜトルコでフェミサイドがなくならないのか」
■佐々木萌乃「なぜトルコ共和国においてイスラムは政治の道具になり得るのか:ギュレン運動を例に」

2020年度

■中鉢夏輝「干ばつはいかにして脅威になったのか:自然環境と社会制度からみるダルフールの紛争」
■宮下香純「カイロの都市化と景観の変化」
■山内羽衣「エジプトにおける反政府デモとソーシャルメディアの役割についての考察:2011年と2019年のデモを比較して」
■片居木周平「揺れ動くアイデンティティ:アッシリア人キリスト教徒の闘争」
■大瀧桃香「一時婚がイランに与える政治的メリットとは」
■床井明日香「国際的に活躍するイラン人映画監督の作品の変化」
■森彩音「トルコ・イスラエル関係はなぜ悪化したか:トルコの外交政策とイスラーム世界におけるユダヤ教徒の歴史から紐解く」
■難波奈央「イラクと安定:アメリカ占領統治とイラク戦争後の復興」
■佐藤竣介「財政危機の端緒:レバノンにおける財政赤字の累積」
■松本聡美「現代イランにおける伝統医学」
■馬場響「シリアにおけるアラブ民族主義とクルド民族主義:理論と実践の乖離」
■小俣葉菜子「現代パレスチナ人女性の恋愛プロセス:宗教と政治の観点から」

2019年度

■オゲファーティフ「ムスタファ・ケマルのイスラーム政策とその後のトルコ共和国」
■須賀田三志朗「サーレハとイエメンの22年:アリー・アブドゥッラー・サーレハの政治手法」
■藤木郁理「イスラーム国の外国人戦闘員の処遇:9.11事件をもたらしたアラブ・アフガン現象からの教訓」
■本田美紅「日本によるパレスチナ国家承認」
■朝武絢奈「ヨルダン王制の生存戦略:統治構造と外交政策からの考察」
■吉川真優「新西アジア・北アフリカ駱駝商戦:キャメルミルク下剋上宣言」
■新宅涼「門戸開放政策の中の社会主義:エジプト経済政策の試み」
■友添日向子「アラブ地域におけるエジプトのプレゼンスはなぜ低下したか」
■木村仁美「イスラーム法からみるイラン生体間プログラムの正当性」
■鏑木樹里「乙女ファッション戦争:イスタンブルvsアンカラ」

2018年度

■中村江見「イスラームのスィースィー:2010年代エジプトにおける宗教と政治」
■青木優奈「政党政治が切り拓く多様な国民の政治参加と国家発展への道のり:ヨルダン人のヨルダン人によるヨルダン人のための政治を実現するために」
■大橋夏子「Crimes of Honor in Jordan」
■川満友梨映「1970年代の門戸開放政策はエジプトの社会経済にどのような変容をもたらしたのか」
■佐藤モエ「ユダヤ性とシオニズムの乖離」
■勅使河原佳野「BDS運動から考える対イスラエル・ボイコットの可能性」

2017年度

■鈴木有梨「The Suez Crisis:スエズ運河の国有化はナセル政権にどのような功罪をもたらしたのか」
■飯塚遥奈「共存のための政策:ドイツにおけるシリア難民」
■樫村早紀「大衆抗議運動を模索するパレスチナの青年達:社会内部に見る阻害要因の検討」
■本吉美友「タハッルシュ:エジプトのセクシャル・ハラスメントの実態」
■中村優斗「シリアの規制緩和政策」
■長馬大知「エジプト経済政策の検討:ムバーラク政権とムルスィー政権の比較」
■島津杏奈「権力掌握のための憲法宣言:2011~2013年のエジプト」

2016年度

■奈佐朋香「肉の宗派主義:レバノン食文化における宗派主義考察」
■甲斐江里子「分離壁がイスラエルのユダヤ性に及ぼす影響:ユダヤ国家存続の模索」
■栗原利枝「ヨルダン王制が存続している理由:政治体制とエスニシティ統治からの考察」
■坂田優菜「革命後のチュニジアにおけるイスラーム主義」
■阿部光太郎「アラブ諸国におけるパレスチナ難民政策の差異:ヨルダンおよびレバノンを事例として」
■石川みのり「現代エジプトにおけるムスリム同胞団:支持獲得への模索」
■中山実佐子「シリア紛争の主要な当時者による国内避難民政策の功罪:シリア政府、クルド民族主義勢力、反体制組織」
■土屋実咲「ホロコーストがイスラエルにもたらすもの:ユダヤ人歴史学者ラブキンの主張をめぐって」

2015年度

■樋口菜乃葉『ヨルダンにおける水利権確保による政治不安定化の抑止』
■篠原桃子『イラク・クルディスタン地域政府におけるイスラーム国台頭の影響』
■渡辺真帆『現代パレスチナ・イスラエルにおけるサマリア人:「紛争地域」で再興を果たした少数集団の歩み』
■本澤七彩『イラク・ナショナリズムの模索』
■綱川晴美『「イスラーム国」は何故、世界の脅威となったのか:軍事的側面からの考察』

2014年度

■橋本琴音『アラブ・イスラエル紛争における外国人の社会運動:オスロ合意以降を中心に』
■細貝友香『政権を担うエジプト軍:軍部介入を歓迎する国民の心はいかに』
■木戸皓平『レバノンの「テロ組織』ヒズブッラーは如何にして政党として成功したか?』
■林まり『シリア紛争と学生の社会運動:民衆の国民若いへの願いはいかにして政策に採用されうるか』
■辰巳新『イスラエルにおけるユダヤ教の役割:シオニストの求める「ユダヤ教」とは』

2013年度

■染谷麻美『ハーフェズ・アサドとバッシャール:シリア大統領に求められた資質』
■秋山俊介『占領政策をめぐるイスラエルの司法判断:入植と分離壁を中心に』
■今井花南『エジプト2011年の民衆蜂起における『アハラーム』紙の言説分析:編集長はなぜ謝罪したのか?』
■風間満『なぜエジプトのムルスィー大統領はパレスチナ問題政策を転換できなかったのか』
■清野宏海『「緑の運動』の変遷と分析:なぜ「緑の運動』は成功しなかったのか』
■千須和枝里子『リビアのムアンマル・アル=カッザーフィー大佐の西側諸国に対する姿勢:「義務を果たす』の発言をめぐって』

2012年度

■戸川詩織『パレスチナの政治体制:ヤースィル・アラファートとマフムード・アッバースの為政者としての性格』
■深澤碧『パレスチナ・イスラエルにおける分離壁からみる抵抗運動』
■川口航史『バハレーン、民主化の波打ち際:2011年バハレーン争乱の考察』
■桑原奈緒子『南スーダン分離独立の意義:独立前の状況からの検討』

2011年度

■加瀬冴子『社会運動としての2011シリア・アラブの春:運動の発生要員と性格の分析、および評価』
■神田春奈『ヨルダン国民にとっての王制:体制存続が持つ意味』
■小林沙織『オスロ体制にみる和平プロセスの崩壊:過激派の暴力が及ぼす影響』
■在間咲野『リーダーなき革命はなぜ生まれたのか:エジプト1月25日革命における社会運動体の役割』
■片山満祐子『イスラエルのパレスチナ人の政治運動:グリーンラインの内側で「パレスチナ国家建設」が持つ意味』
■大橋泰斗『パレスチナの労働運動:誕生からインティファーダへの軌跡』

2010年度

■根田文佳『パレスチナの女性による抵抗運動:その変遷と現代に生きる女性たち』
■志水創一『レバノン政治家ジュンブラートの転向』

2009年度

■青山沙枝『アスマー・アル=アフラス・シリア大統領夫人のシンボルと政治的役割』
■松原翔『僕がイスラーム抵抗運動に参加する可能性について』
■梅原春奈『二民族一国家の真実:イスラエル・パレスチナ問題解決への糸口となるのか』
■鈴木啓之『パレスチナの否定された抵抗運動:アル=アクサー・インティファーダ(2000~2006年)の検討』
■平川大地『現代レバノンにおけるテレビ放送と政治勢力:メディア・システム論を中心に』

2008年度

■清水雄『19世紀末から1921年までのパレスチナにおけるユダヤ人入植者とアラブ人住民の良好な関係とその崩壊』

修士・博士論文

2020年度

■木戸皓平「アサド政権はなぜシリア内戦の代理戦争化を避けられなかったのか:外部介入の極大化を招いた3つの失政」(修士論文)

2018年度

■マリク ザイラ「パキスタンにおける理想的政治家像」(修士論文)

2016年度

■小井塚千寿「難民受入国としてのヨルダン:シリア難民流入に対するヨルダンの対応」(修士論文)

2015年度

■川口航史『現代バハレーン政治における宗派主義の作用:「アラブの春」以降を中心に』(修士論文)

2014年度

■西舘康平『開発を変容させる諸要因:USAIDが出資したエジプトの灌漑開発プロジェクト』(修士論文)

関連サイト

シリア・アラブの春 顛末期


現代中東政治ネットワーク CMEPS-J.net