03-24(al-Ahram) エジプト政府は、エチオピアに対し、GERD建設は自国の既得取水権への侵害であると訴え、エチオピア側に技術的詳細の提出を要求した。
04-29(al-Ahram)エジプトの外交団がエチオピアのアディスアベバを訪問し、相互理解、共同利益の尊重を旨とし、ナイル川水分配課題をはじめ経済協力などにつき協議した。
04-30(al-Ahram)『アハラーム』紙は、自国の水資源に関する啓もう記事を発行した。要旨:ナイル川を通してエジプトに流れ込んでいる水の内85%はエチオピア東北部に位置するトシューク山を源流とする青ナイルからエチオピア、スーダン、エジプトへと流れて来ている。他15%は白ナイルから流れてきている。
05-01(al-Ahram)ケニアが、エジプトが要求した場合に、アンテベ協定の承認見合わせを準備していると報じられた。
05-02(al-Ahram)エチオピアのギルマ・ウォルドギオルギス大統領は、エジプトとの協力関係強化を目的にエジプト人外交官48人をエチオピア首都アディスアベバにある大統領官邸へ招待した。その折、1月25日革命を称賛し、生まれ変わったエジプトの誕生を肯定的に捉えていると述べた。
06-28(al-Ahram)『アハラーム』紙はGERDの論評記事を発行した。。*エチオピア側は国内のダム建設に対する下流国家からの批判に対してエジプトのナイル川からの取水量に影響を与えることはなく、このダムは水力発電用であるとエジプト側に伝えている。だが、エチオピア側の主張に関する詳細な報告書がエジプト側に提出されないがためにエジプト側からの信用を欠いている。
07-23(al-Ahram) ヒシャームカンディール灌漑・水資源相就任直後の演説「来る段階における私の関心は農家への公正な水分配であり、エジプトが直面している障害や最近の状況を踏まえて国内外の業務の優先事項を調整することである。――――ナイル川と水流において、あらゆる侵害や汚染を止めることは、エジプトの水の安全保障にとって義務である。」
10-25(Sudan Vision)スーダンとエチオピアは、エチオピアのミレニアムダム建設で生じる利益につき再検討するために、エジプトを含めた3カ国委員会の発足に合意した。(注)当時、GERDはミレニアムダムと呼ばれていた。