2019.10.10-14

2019.10.10

エジプト戦略研究・研究センターは、GERDに関するシンポジウムを開催した。

 

2019.10.12

エジプト代議員国防・安全保障委員会委員長のハーリド・アブー・ターリブは、首相、国防相、農業相、灌漑相に対して、GERD建設の影響に対応すべく、ナセル湖からカッターラ低地の間に新たに水路を建設する提案をした。*貯水によりエジプトが多くの被害を被るという。


2019.10.13

シーシー大統領は、今月、ロシアでエチオピアのアフマド首相と会談することに合意し、この問題の一部、あるいは全体を解決すると述べた。時期は不明。ロシアでは今月、ロシア・アフリカサミットが23、24の日程で開催予定。

2019.10.13
シーシー大統領は、10月戦争に際して軍が主催した第31回啓発シンポジウムに出席し、スピーチを行った。*GERDの貯水プロセスがエジプトに影響しない。2037年までに9千憶ポンドを費やし、紅海沿岸地域と観光都市に海水の淡水化施設を設置する計画がある。*ダム建設についてSNSをフォローしていると、我々はこの問題に過剰に反応し過ぎている。これでは問題は解決されない。エジプト政府はダムに関して様々なシナリオを用意している。

2019.10.13
エジプト外務省は、GERD建設工事に参加しているドイツ、イタリア、中国企業が工事を継続していることに憤りを覚えると発表した。*ルーザ外務省次官は、3カ国の大使とすでに会談した、GERDがエジプトに与える経済、社会、環境的な影響を示す研究があるにもかかわらず、企業が工事を実施しているとし、これに遺憾であると述べた。


2019.10.14

シュクリー外相は訪問先のオーストリアでエジプトの対外政策に関して講演を行った。同相はGERDに関して、関連する国際法の規則に基づいて、同ダムの貯水と稼働規則の合意に係る現行の交渉を保証する責任があると述べた。今次の講演は、同国に加えクロアチア、ラトヴィア、リトアニア訪問の一環として行われた。

2019年10月15日