CMEPS-J Report No. 51(2019年11月8日作成)
青山弘之・木戸皓平
目次
概説
制憲委員会(憲法委員会、اللجنة الدستورية)は2019年10月30日、スイスのジュネーブにある国連本部で開幕した。
初日となるこの日は、シリア政府代表50人、反体制派代表50人、市民社会代表50人の合わせて150人、そしてゲイル・ペデルセン・シリア問題担当国連特別代表が一同に開始した。
開幕と合わせて、国連は代表150人の氏名を改めて発表したが、その顔ぶれは、「シリア政府代表」、「反体制派代表」、「市民社会代表」に示した通り、2019年9月23日から24日にかけて各種メディアが発表したものと若干異なっていた。
全体会合ではまた、議事の進め方にかかる行動規範が承認されるとともに、現行憲法の再検討(あるいは改正)、新憲法の起草にかかる審議の実務を担う小委員会(اللجنة المصغرة)の人選が行われた。
小委員会は、シリア政府代表15人、反体制派代表15人、市民社会代表15人から公正された。RTなどによると、小委員会メンバーの氏名および略歴は「小委員会」に示した通りである。