CMEPS-J.netワークショップ(第1回)「アル=カーイダ支配下のシリア北西部における“反体制”イスラーム主義勢力の動静」を開催

去る2024年2月29日(木曜日)、武蔵野市本町コミュニティーセンター(東京都武蔵野市吉祥寺本町)にて、現代中東政治研究ネットワーク(CMEPS-J.net)・ワークショップ(第1回)を開催し、青山弘之氏(東京外国語大学教授)、髙岡豊氏(東京外国語大学特別研究員)、山岡陽輝氏(慶應義塾大学大学院)、木戸皓平氏(東京外国語大学大学院)、浪内紫雲氏(東京外国語大学大学院)、萩原優太氏(東京外国語大学大学院)が参加しました。

ワークショップでは、「シリアのアル=カーイダ」として知られるシャーム解放機構(旧シャームの民のヌスラ戦線)の支配下にあるシリア北西部(イドリブ県中北部、アレッポ県西部、ラタキア県北東部、ハマー県北西部)の非統治空間における非国家主体間の関係をめぐって、山岡氏が、同地での解放党(イスラーム解放党)の現況、とりわけ非暴力的活動の実態にかかる基調報告を行いました。

基調報告を受け、参加者との間で、シリア北西部の統治形態、イスラーム主義のイデオロギーや活動、収集可能/不可能な情報などを中心に質疑応答が行われました。