中東諸国民の国際秩序観:政治的認知地図を通じたアプローチ

平成29年度龍谷大学社会科学研究所研究プロジェクト

研究概要

「民主化」と思われていた「アラブの春」が、社会秩序を揺るがし大規模な紛争を引き起こした2010年代のアラブ諸国の実情において、紛争当事国の民衆が地域の国際秩序をどのように見ているのかを把握することは、学問的にも国際情勢理解の点からも重要である。本研究は以下2点を世論調査の実施とその結果分析を通じて解明することをめざす。(1)民衆がどのように中東地域の国際政治を認識し、いかなる勢力均衡を求めているのか。(2)民衆が各国の政党・政治勢力諸派をどのように認識しているのか。すなわち本研究は「中東諸国民の政治的認知地図の解明と動態の把握」をその目的とし、これにより国際政治とイスラーム政治運動を視覚化し、構造と動態の明解な記述と解釈をめざす。

研究構成員

研究総括者

研究分担者

  • 青山弘之(東京外国語大学総合国際学研究院教授)
  • 髙岡豊(財団法人中東調査会上席研究員)

研究成果

研究会合

第1回研究会合

  • 開催日 : 2017年10月27日
  • 会場 : 龍谷大学
  • 議事:浜中新吾「基調報告および今後の計画」

2017年4月更新