トルコ・シリア関係は、2020年に入って新たな変化の兆しを見せた。2~3月、両国はイドリブ県で交戦、その結果、トルコが支援する反体制派の支配地は大きく縮小し、国内避難民(IDPs)が急増、難民流入の危機が囁かれた。こうした動きはコロナ禍によって膠着し、現在に至っているように見えるが、両国情勢は今後どのように推移するのか。本シンポジウムは、シリアをめぐる戦いにおける最大の被害者である難民・IDPsが翻弄され続けるさまに着目しつつ、両国の政治の現状を明らかにする。
開催日時・場所
- 2020年6月20日(土曜日)19:00~21:30
- Zoom(登録制・参加費無料)
*参加を希望される方は、biladalsham[a]tufs.ac.jpに連絡頂ければ、ZoomミーティングのURL、ID、パスワードをお送りします。
登壇者
司会
- 青山弘之(東京外国語大学・教授)
プログラム
- 18:50:開場
- 19:00-19:15:開会挨拶+「シャーム研」の活動について(青山)
- 19:15-20:15:報告1「コロナ危機下におけるトルコの現実主義外交と理想主義的外交」(今井)
- 20:15-21:15:報告2「コロナ禍後のシリア難民:トルコの安全地帯構想の現在とシリアの動き」(髙岡)
- 21:15-21:30:ディスカッション
主催
科学研究費助成事業「東アラブ地域の非公的政治主体による国家機能の補完・簒奪に関する研究」(基盤研究(A) 18H03622)