中東の非国家武装主体の越境的活動に関する比較研究

2021年〜2023年度科学研究費補助金(基盤研究(B) 21H03683)

研究概要

本研究は、レバノン、シリア、イラクの紛争とポスト紛争期の国家建設での非国家武装主体の越境的活動の実態について、現地語資料の解析を主とする地域研究の手法を用いて解明するものである。これらの諸国では、各々固有の状況の中で非国家武装主体が重要な役割を果たしているが、非国家武装主体の一部がイランの対外政策を反映して越境的に活動し、複数の国での紛争に関与している。そこで、本研究では、主に中東諸国の政治研究で広く用いられる要人名簿の作成を通して各国での非国家武装主体の動向を分析することを「縦糸」に、各々の国と非国家主体についてのイランの対外政策の分析を「横糸」にして、各国の非国家武装主体の固有性と共通性の両方を解明していく。

研究構成員

研究代表者

    • 髙岡豊(東京外国語大学総合国際学研究院特別研究員)

研究分担者

    • 青木健太(中東調査会研究主幹)
    • 青山弘之(東京外国語大学総合国際学研究院教授)
    • 末近浩太(立命館大学国際関係学部)
    • 山尾大(九州大学大学院比較社会文化研究院准教授)

研究成果

2021年4月作成(2024年1月更新)