第3回中東・イスラーム地域研究 院生研究会(Graduate Student Society for Middle Eastern and Islamic Area Studies:GSMEIAS)研究報告会開催

2026年2月18日(水)、中東・イスラーム地域研究 院生研究会(Graduate Student Society for Middle Eastern and Islamic Area Studies:GSMEIAS)が主催する研究報告会(第3回GSMEIAS研究報告会[日英バイリンガル国際ワークショップ:各自発表は日英どちらかの言語、質疑応答は両言語])が、現代中東政治研究ネットワーク(CMEPS-J.net)と立命館大学中東・イスラーム研究センター(CMEIS)の共催のもと、立命館大学東京キャンパス(東京都千代田区)にて対面・オンラインのハイブリッド方式で開催されました。会には合計で11名の若手研究者らが参加し、研究報告と討論が行われました。

第3回GSMEIAS研究報告会では、2025年度研究会代表者である井上 堅斗氏の司会・進行のもと、本研究会の趣旨及び問題意識の共有が行われたのち、博士前期課程院生によるセッション、博士後期課程院生etc.によるセッションの2つのセッションに分けて、若手研究者による研究報告が行われました。

1番目のセッションである<知を生産・創出するために:博士前期課程院生によるセッション>では合計5名の若手研究者が報告を行いました。

1人目の報告者である東京外国語大学大学院総合国際学研究科博士前期課程の東 佑太氏がまず、「ナショナル・アイデンティティを問い直す:『誰がユダヤ人か』論争とベネ・イスラエルの社会運動」と題した報告を対面で行い、質疑応答が行われました。

報告する東氏

 

続いて、2人目の報告者である立命館大学大学院国際関係研究科博士課程前期課程の井上 堅斗氏が“The Rise of the Huthi Movement (Anṣār Allāh) in Contemporary Yemen: Transformations of Ideology and Actions in the Post-Husayn Era”と題した報告を対面で行い、質疑応答が行われました。

報告する井上氏

続いて、3人目の報告者である立命館大学大学院国際関係研究科博士課程前期課程の藤永 凜氏が「内戦後のシリア新政権によるナショナル・アイデンティティの再構築:改訂教科書の内容分析から」と題した報告を対面で行い、質疑応答が行われました。

報告する藤永氏

続いて、4人目の報告者である立命館大学文学研究科博士課程前期課程の前田 琉成氏が「第一次インティファーダ期におけるハマースの国家観・宗教観の変遷:リーフレットの批判的ディスコース分析(CDA)を通じて」と題した報告を対面で行い、質疑応答が行われました。

報告する前田氏

続いて、5人目の報告者である早稲田大学大学院文学研究科修士課程の法島 香月氏が「誰がクルド人を代表するのか:トルコのクルド民族運動における武装組織と議会政党」と題した報告を対面で行い、質疑応答が行われました。

報告する法島氏

2番目のセッションである<知を創出し新たに価値創造するために:博士後期課程院生etc.によるセッション>では合計5名の若手研究者が報告を行いました。

まず、1人目の報告者である上智⼤学⼤学院グローバル・スタディーズ研究科博士後期課程の久永 優吾氏が「中東における憲法秩序再考」と題した報告を対面で行い、質疑応答が行われました。

報告する久永氏

続いて、2人目の報告者である立命館大学大学院国際関係研究科博⼠課程後期課程のETTAWY Mohamed氏が“Al-Azhar’s Role in Promoting Community Peace and Societal Security: A Case Study of the Global Al-Azhar Academy for Training Imams, Preachers, and Fatwa Researchers”と題した報告をオンラインで行い、質疑応答が行われました。

報告するEttawy氏

続いて、3人目の報告者である独立研究者の奥庭 玲氏が「トルコ政治表象としてのミュージアム:『7.15クーデター博物館』を巡る問い」と題した報告を対面で行い、質疑応答が行われました。

報告する奥庭氏

続いて、4人目の報告者である立命館大学大学院国際関係研究科博士課程後期課程の⽶⽥ 優作氏が“Beyond Organizations and Movements?: Individual-level Religious Entrepreneurs and the Reconfiguration of Salafi Discursive Authority in Contemporary Egypt”と題した報告を対面で行い、質疑応答が行われました。

報告する米田氏

最後に、5人目の報告者である慶應義塾⼤学⼤学院法学研究科博士課程の⼭岡 陽輝氏が「イスラーム主義・ポピュリズム・国際政治:解放党(ヒズブ・タフリール)の事例から」と題した報告を対面で行い、質疑応答が行われました。

報告する山岡氏

合計10名が研究報告を行った第3回GSMEIAS研究報告会は、若手メンバー間での研究報告を通じた知的交流の場としてのみならず、各自の研究をブラッシュアップし前進させるための場・切磋琢磨の場として非常に有意義な機会となりました。次年度以降も引き続きメンバー考案で、さまざまな企画および研究発表の場を創り上げていく所存です。