「現代中東研究コロキアム(Contemporary Middle Eastern Studies Colloquium)」第8回研究会開催

2024年1月20日(土)、現代中東政治研究ネットワーク(CMEPS-J)と立命館大学中東・イスラーム研究センター(CMEIS)の主催による現代中東研究コロキアム(Contemporary Middle Eastern Studies Colloquium)」第8回研究会が、立命館大学朱雀キャンパス(京都市中京区)にて対面とオンラインのハイブリッド形式で開催され、研究者ら約30名が参加しました。

第8回研究会では、立命館大学教授の末近浩太氏の進行のもと、立命館大学立命館大学衣笠総合研究機構准教授の池端蕗子氏がまず「現代中東・イスラーム諸国の地域協力機構:緩やかな連帯のメカニズム」と題して報告を行い、質疑応答が行われました。

続いて、慶應義塾大学法学部教授の錦田愛子氏が「ローカル・イスラームとしてのハマース:グローバル・イスラームとの相違と接点」と題して報告を行い、質疑応答が行われました。

「現代中東研究コロキアム(Contemporary Middle Eastern Studies Colloquium)」第8回研究会のご案内(2024年1月20日)

以下のとおり、2024年1月20日(土)に「現代中東研究コロキアム(Contemporary Middle Eastern Studies Colloquium)」第8回研究会を開催いたします。

全体討論の時間も設けておりますので、良いディスカッションの場になれば幸いです。また、今回も対面とオンラインのハイブリッド形式にて開催いたします。みなさまのご参加を心よりお待ちしております。

日時
2024年1月20日(土) 14:00~17:00頃まで

場所
立命館大学朱雀キャンパス中川会館303、およびZoomミーティングによるハイブリッド開催(参加無料:要事前登録)

議事
14:00 開会
14:10~15:30 報告1:池端蕗子(立命館大学)「現代中東・イスラーム諸国の地域協力機構:緩やかな連帯のメカニズム」
(休憩)
15:40~17:00 報告2:錦田愛子(慶應義塾大学)「ローカル・イスラームとしてのハマース:グローバル・イスラームとの相違と接点」

参加登録
対面でご参加される場合も、オンラインでご参加される場合も、下記のGoogleフォームよりご登録ください。
https://forms.gle/vojmRAXMFhRWJTgg7
(登録締切:2024年1月18日)
オンラインで参加される方には1月19日にZoomミーティングの情報をお送りする予定です。

 

対面で参加される場合の会場案内
立命館大学朱雀キャンパス中川会館303
所在地:〒604-8520 京都市中京区西ノ京朱雀町1https://www.ritsumei.ac.jp/accessmap/suzaku/

問い合わせ先
s-nino38[a]fc.ritsumei.ac.jp(担当:二宮)

主催
現代中東政治研究ネットワーク(CMEPS-J)
立命館大学中東・イスラーム研究センター(CMEIS)

共催
科研費基盤研究(B)「現代中東における「政治の宗教化」と「宗教の政治化」:ムスリム同胞団の比較事例研究」(研究代表者:横田貴之 課題番号:23H03629)
科研費基盤研究(A)「中東諸国民の政策選好と統治の正統性」(研究代表者 浜中新吾 課題番号:22H00055)
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))「危機下の東アラブ諸国における社会的レジリエンスの実証研究:ヨルダンの事例から」(研究代表者:末近浩太 課題番号:22KK0018)
科研費基盤研究(B)「中東の非国家武装主体の越境的活動に関する比較研究」(研究代表者:髙岡豊 課題番号:21H03683)

青山 弘之編(横田 貴之・髙岡 豊・山尾 大・末近 浩太・吉川 卓郎・錦田 愛子)『「アラブの心臓」に何が起きているのか:現代中東の実像(復刻版)』

2014年12月18日に岩波書店より出版された『「アラブの心臓」に何が起きているのか:現代中東の実像』(ISBN:9784000220842、体裁:四六 ・ 並製 ・ カバー ・ 242頁)の内容を一部改訂し、HTMLに変換した復刻版を主な刊行物で公開しました。

混迷するシリア:歴史と政治構造から読み解く(復刻版)

「現代中東研究コロキアム(Contemporary Middle Eastern Studies Colloquium)」第1回研究会のご案内(2022年1月19日)

現代中東政治研究ネットワーク(CMEPS-J)と立命館大学中東・イスラーム研究センター(CMEIS)は、デュアルプラットフォームで「現代中東研究コロキアム(Contemporary Middle Eastern Studies Colloquium)」を正式に発足いたしました。日本における現代中東研究、特に政治分野の研究を推進・発展させるための一助となるべく、研究者の専門分野・地域間の対話を今一度活性化し、さらなる広がりと深みを持つ新たな研究の展開を目指します。また、次世代(若手)の現代中東研究者を後押しするための機会と場を設けることで、アカデミアでの認知度のアップやキャリア支援ができればと考えています。

第1回研究会を以下の要領で開催いたしますので、皆さまのご参加をお待ちしております。

 

 

日時

2022年1月19日(水) 14:00~18:00

場所

Zoomにてオンライン開催(参加無料:要事前登録)

プログラム

    • 14:00 開会
    • 14:10~15:10 報告1:松尾昌樹(宇都宮大学)「グローバル化と政治体制:石油貿易が生み出す権威主義国と民主主義国の相互依存関係」
    • 15:10~16:10 報告2:山本健介(静岡県立大学)「エルサレムの聖地管理をめぐる域内政治:ヨルダンの対外政策を中心に」

(休憩)

    • 15:20~ 全体討論

参加登録

以下のGoogleフォームよりご登録ください。(登録締切:2022年1月17日)

https://forms.gle/N8fvuxUyzj2LUfxh9

問合先

17v00017[a]gst.ritsumei.ac.jp(担当・二宮【立命館大学中東・イスラーム研究センター】)

 

主催

    • 現代中東政治研究ネットワーク(CMEPS-J)
    • 立命館大学中東・イスラーム研究センター(CMEIS)

共催

    • 科研費基盤研究(A)「東アラブ地域の非公的政治主体による国家機能の補完・簒奪に関する研究」(研究代表者:青山弘之 課題番号:18H03622)
    • 科研費基盤研究(B)「計量テキスト分析を用いた現代中東における新たな政治的動員に関する実証研究」(研究代表者:末近浩太 課題番号:19H04374)
    • 科研費基盤研究(B)「現代中東における政治と宗教:「アラブの春」以降のムスリム同胞団を事例に」(研究代表者:横田貴之 課題番号:19H04370)
    • 科研費基盤研究(B)「権威主義体制における分配政治の変容とアカウンタビリティ改革:中東諸国の比較研究」(研究代表者:石黒大岳 課題番号:19H01454)

現代中東研究コロキアム(Contemporary Middle Eastern Studies Colloquium)(仮)研究会

現代中東政治研究ネットワーク(CMEPS-J)と立命館大学中東・イスラーム研究センター(CMEIS)は、デュアルプラットフォームで「現代中東研究コロキアム(Contemporary Middle Eastern Studies Colloquium)」(仮称)を設立いたします。

日本における現代中東研究、特に政治分野の研究を推進・発展させるための機能は、「メカ研」と総称される一連の研究プロジェクト(「現代中東における国家運営メカニズムの実証的研究と地域間比較」研究会(2006~2007年度)、「中東諸国家運営メカニズムの普遍性と特殊性の抽出」(2008~2009年度)、「中東地域における経済自由化政策をめぐる受容と抵抗:比較政治研究」(2010~2011年度))が2013年に終了して以降、実質的には各研究者の携わる科研などの競争的資金に委ねられておりましたが、ここに分野・地域間の対話を今一度活性化することでさらなる研究の展開を目指したいと思います。また、次世代(若手)の現代中東研究者を後押しするための機会と場を設けることで、アカデミアでの認知度のアップやキャリア支援ができればと考えています。

日時

    • 2021年11月21日(日) 15:00~18:00

場所

    • 北海学園大学(使用する会議室については調整中)とzoomでのオンラインとのハイブリッド

参加者(50音順)

    • 青山弘之(東京外国語大学)
    • 今井宏平(JETROアジア経済研究所)
    • 岩坂将充(北海学園大学)
    • 吉川卓郎(立命館アジア・太平洋大学)
    • 末近浩太(立命館大学)
    • 髙岡豊(東京外国語大学)
    • 錦田愛子(慶應義塾大学)
    • 濱中新吾(龍谷大学)
    • 溝渕正季(広島大学)
    • 松尾昌樹(宇都宮大学)
    • 山尾大(九州大学)
    • 横田貴之(明治大学)

主催

    • 現代中東政治研究ネットワーク(CMEPS-J)
    • 立命館大学中東・イスラーム研究センター(CMEIS)
    • 科研費基盤研究(A)「東アラブ地域の非公的政治主体による国家機能の補完・簒奪に関する研究」(研究代表者:青山弘之 課題番号:18H03622、およびミネルヴァ書房からの成果公開における寄稿者)
    • 科研費基盤研究(B)「権威主義体制における分配政治の変容とアカウンタビリティ改革:中東諸国の比較研究」(研究代表者:石黒大岳 課題番号:19H01454)

共催

    • 科研費基盤研究(B)「計量テキスト分析を用いた現代中東における新たな政治的動員に関する実証研究」(研究代表者:末近浩太 課題番号:19H04370)
    • 科研費基盤研究(B)「現代中東における政治と宗教:「アラブの春」以降のムスリム同胞団を事例に」(研究代表者:横田貴之 課題番号:19H04370)

議事

研究報告(15:00~16:15)

    • 末近浩太・山尾大「「アラブの春」後のリビアにおける国家再建と民主化:2019年実施の世論調査の結果から(仮)」
    • 全体討論

コロキアムの運営方針、全体および各自の研究進捗状況の確認と意見交換(16:30〜17:30)

今後の方針について(17:30〜18:00)

    • 2022年度の国内外発表および投稿計画等

 

 

浜中新吾・青山弘之・髙岡豊編著『中東諸国民の国際秩序観:世論調査による国際関係認識と越境移動経験・意識の計量分析』

浜中新吾・青山弘之・髙岡豊編著『中東諸国民の国際秩序観:世論調査による国際関係認識と越境移動経験・意識の計量分析』が2020年3月15日に晃洋書房より公刊されました。

公開シンポジウム「「アラブの心臓」に何が起こったのか:現代中東の実像を捉える」

イスラーム国(IS)の猛威が去った今も、「アラブの心臓」と呼ばれる諸国を中心に、中東では政治的な混乱が続いています。本シンポジウムでは、青山弘之編『「アラブの心臓」に何が起きているのか:現代中東の実像』(岩波書店, 2014年)の執筆者たちが、刊行後のフォローアップとして、最新の研究成果を踏まえながら、今の中東の実像と将来の展望を語ります。

日時

2019年1月12日(土曜日) 13:00~17:00(開場12:30)

場所

立命館大学衣笠キャンパス 創思館カンファレンスルーム(定員140名)

プログラム

13:00-13:10 趣旨説明
13:10-13:30 シリア—黙殺される復興 青山弘之(東京外国語大学)
13:30-13:50 エジプト—「安定」は虚像か実像か?  横田貴之(明治大学)
13:50-14:10 シリア—イスラーム過激派の衰退 髙岡 豊(中東調査会)
14:10-14:30 イラク—宗派対立の拡大条件 山尾大(九州大学)
14:30-14:40 休憩
14:40-15:00 レバノン—「決めない政治」をやめるフリをすることを「決める」 末近浩太(立命館大学)
15:10-15:30 ヨルダン—ハーシム家レジームの清算と継承 吉川卓郎(立命館アジア太平洋大学)
15:30-15:50 イスラエル—法の精神として現前するナショナル・アイデンティティ 濱中新吾(龍谷大学)
15:50-16:00 休憩(時間調整)
16:00-16:50 総合討論
報告者7名
討論者: 岩坂将充(同志社大学)
討論者: 今井宏平(アジア経済研究所)
16:50-17:00 閉会

主催(共催)

  • 科学研究費補助金・新学術領域研究(研究領域提案型)「グローバル関係学」計画研究B02「越境的非国家ネットワーク:国家破綻と紛争」(研究代表者:末近浩太)
  • 科学研究費補助金・基盤研究(A)「東アラブ地域の非公的政治主体による国家機能の補完・簒奪に関する研究」(研究代表者:青山弘之)
  • 科学研究費補助金・基盤研究(B)(海外学術調査)「現代中東におけるイスラーム主義運動の動向と政治的帰結に関する比較理論研究」(研究代表者:末近浩太)
  • 立命館大学国際地域研究所プロジェクト「中東地域研究の新たなパラダイム構築に向けて:宗教と政治の絡み合いを再考する」(研究代表者:末近浩太)
  • 龍谷大学社会科学研究所共同研究プロジェクト「中東諸国民の国際秩序観」(研究代表者:濱中新吾)

Aiko NISHIKIDA, Shingo HAMANAKA, Yutaka TAKAOA, et.al. “Report of Arab Refugee Survey in Sweden (2016)” (CMEPS-J Report No. 12)

「アラブ系移民/難民の越境移動をめぐる動態と意識:中東と欧州における比較研究」(科学研究費補助金(基盤研究(B) 26283003)が研究プロジェクト「世論調査による中東地域の政治秩序と変革の実証研究」とともにAiko NISHIKIDA, Shingo HAMANAKA, Yutaka TAKAOA他著“Report of Arab Refugee Survey in Sweden (2016)”  (CMEPS-J Report No. 12)を世論調査で公開しました。

https://cmeps-j.net/ja/opinion_surveys