現代中東研究コロキアム(Contemporary Middle Eastern Studies Colloquium)」第1回研究会開催

去る1月19日(水曜日)、現代中東政治研究ネットワーク(CMEPS-J)と立命館大学中東・イスラーム研究センター(CMEIS)主催による「現代中東研究コロキアム(Contemporary Middle Eastern Studies Colloquium)」第1回研究会がオンライン形式で開催され、約40名の研究者が参加しました。

第1回研究会では、司会を務める広島大学大学院人間社会科学研究科の溝渕正季准教授の進行のもと、冒頭に立命館大学国際関係学部の末近浩太教授が現代中東研究コロキアムの趣旨説明を行いました。

研究報告・質疑応答

続いて、宇都宮大学国際学部の松尾昌樹教授が「グローバル化と政治体制:石油貿易が生み出す権威主義国と民主主義国の相互依存関係」と題した報告を行い、質疑応答が行われました。

また、休憩を挟んで、静岡県立大学国際関係学部の山本健介講師が「エルサレムの聖地管理をめぐる域内政治:ヨルダンの対外政策を中心に」と題して報告を行い、同じく質疑応答が行われました。

両報告に続いて全体で質疑応答が行われ、積極的な議論、意見交換が行われました。

以上

 

「現代中東研究コロキアム(Contemporary Middle Eastern Studies Colloquium)」第1回研究会のご案内(2022年1月19日)

現代中東政治研究ネットワーク(CMEPS-J)と立命館大学中東・イスラーム研究センター(CMEIS)は、デュアルプラットフォームで「現代中東研究コロキアム(Contemporary Middle Eastern Studies Colloquium)」を正式に発足いたしました。日本における現代中東研究、特に政治分野の研究を推進・発展させるための一助となるべく、研究者の専門分野・地域間の対話を今一度活性化し、さらなる広がりと深みを持つ新たな研究の展開を目指します。また、次世代(若手)の現代中東研究者を後押しするための機会と場を設けることで、アカデミアでの認知度のアップやキャリア支援ができればと考えています。

第1回研究会を以下の要領で開催いたしますので、皆さまのご参加をお待ちしております。

 

 

日時

2022年1月19日(水) 14:00~18:00

場所

Zoomにてオンライン開催(参加無料:要事前登録)

プログラム

    • 14:00 開会
    • 14:10~15:10 報告1:松尾昌樹(宇都宮大学)「グローバル化と政治体制:石油貿易が生み出す権威主義国と民主主義国の相互依存関係」
    • 15:10~16:10 報告2:山本健介(静岡県立大学)「エルサレムの聖地管理をめぐる域内政治:ヨルダンの対外政策を中心に」

(休憩)

    • 15:20~ 全体討論

参加登録

以下のGoogleフォームよりご登録ください。(登録締切:2022年1月17日)

https://forms.gle/N8fvuxUyzj2LUfxh9

問合先

17v00017[a]gst.ritsumei.ac.jp(担当・二宮【立命館大学中東・イスラーム研究センター】)

 

主催

    • 現代中東政治研究ネットワーク(CMEPS-J)
    • 立命館大学中東・イスラーム研究センター(CMEIS)

共催

    • 科研費基盤研究(A)「東アラブ地域の非公的政治主体による国家機能の補完・簒奪に関する研究」(研究代表者:青山弘之 課題番号:18H03622)
    • 科研費基盤研究(B)「計量テキスト分析を用いた現代中東における新たな政治的動員に関する実証研究」(研究代表者:末近浩太 課題番号:19H04374)
    • 科研費基盤研究(B)「現代中東における政治と宗教:「アラブの春」以降のムスリム同胞団を事例に」(研究代表者:横田貴之 課題番号:19H04370)
    • 科研費基盤研究(B)「権威主義体制における分配政治の変容とアカウンタビリティ改革:中東諸国の比較研究」(研究代表者:石黒大岳 課題番号:19H01454)

現代中東研究コロキアム(Contemporary Middle Eastern Studies Colloquium)(仮)研究会

現代中東政治研究ネットワーク(CMEPS-J)と立命館大学中東・イスラーム研究センター(CMEIS)は、デュアルプラットフォームで「現代中東研究コロキアム(Contemporary Middle Eastern Studies Colloquium)」(仮称)を設立いたします。

日本における現代中東研究、特に政治分野の研究を推進・発展させるための機能は、「メカ研」と総称される一連の研究プロジェクト(「現代中東における国家運営メカニズムの実証的研究と地域間比較」研究会(2006~2007年度)、「中東諸国家運営メカニズムの普遍性と特殊性の抽出」(2008~2009年度)、「中東地域における経済自由化政策をめぐる受容と抵抗:比較政治研究」(2010~2011年度))が2013年に終了して以降、実質的には各研究者の携わる科研などの競争的資金に委ねられておりましたが、ここに分野・地域間の対話を今一度活性化することでさらなる研究の展開を目指したいと思います。また、次世代(若手)の現代中東研究者を後押しするための機会と場を設けることで、アカデミアでの認知度のアップやキャリア支援ができればと考えています。

日時

    • 2021年11月21日(日) 15:00~18:00

場所

    • 北海学園大学(使用する会議室については調整中)とzoomでのオンラインとのハイブリッド

参加者(50音順)

    • 青山弘之(東京外国語大学)
    • 今井宏平(JETROアジア経済研究所)
    • 岩坂将充(北海学園大学)
    • 吉川卓郎(立命館アジア・太平洋大学)
    • 末近浩太(立命館大学)
    • 髙岡豊(東京外国語大学)
    • 錦田愛子(慶應義塾大学)
    • 濱中新吾(龍谷大学)
    • 溝渕正季(広島大学)
    • 松尾昌樹(宇都宮大学)
    • 山尾大(九州大学)
    • 横田貴之(明治大学)

主催

    • 現代中東政治研究ネットワーク(CMEPS-J)
    • 立命館大学中東・イスラーム研究センター(CMEIS)
    • 科研費基盤研究(A)「東アラブ地域の非公的政治主体による国家機能の補完・簒奪に関する研究」(研究代表者:青山弘之 課題番号:18H03622、およびミネルヴァ書房からの成果公開における寄稿者)
    • 科研費基盤研究(B)「権威主義体制における分配政治の変容とアカウンタビリティ改革:中東諸国の比較研究」(研究代表者:石黒大岳 課題番号:19H01454)

共催

    • 科研費基盤研究(B)「計量テキスト分析を用いた現代中東における新たな政治的動員に関する実証研究」(研究代表者:末近浩太 課題番号:19H04370)
    • 科研費基盤研究(B)「現代中東における政治と宗教:「アラブの春」以降のムスリム同胞団を事例に」(研究代表者:横田貴之 課題番号:19H04370)

議事

研究報告(15:00~16:15)

    • 末近浩太・山尾大「「アラブの春」後のリビアにおける国家再建と民主化:2019年実施の世論調査の結果から(仮)」
    • 全体討論

コロキアムの運営方針、全体および各自の研究進捗状況の確認と意見交換(16:30〜17:30)

今後の方針について(17:30〜18:00)

    • 2022年度の国内外発表および投稿計画等

 

 

「「中東世論調査(シリアの農業と食料安全保障2020-2021)」単純集計報告」(CMEPS-J Report No. 54)

研究プロジェクト「東アラブ地域の非公的政治主体による国家機能の補完・簒奪に関する研究」の研究成果「「中東世論調査(シリアの農業と食料安全保障2020-2021)」単純集計報告」(CMEPS-J Report No. 54)を CMEPS-J Reportsで公開しました。

CMEPS-J Reports

「「中東世論調査(シリア避難民2018)」単純集計報告書」(CMEPS-J Report No. 45)

Photo by SOCPS

研究プロジェクト「東アラブ地域の非公的政治主体による国家機能の補完・簒奪に関する研究」の研究成果「「中東世論調査(シリア避難民2018)」単純集計報告書」(CMEPS-J Report No. 45)および英語版「Report of Simple Tally of “Middle East Public Opinion Survey (Syrian Internally Displaced Persons 2018)”」(CEMPS-J Report No. 46)を CMEPS-J Reports で公開しました。

CMEPS-J Reports

移民、テロに関する髙岡氏の論考4点を公開

髙岡豊氏による以下4点の論考を主な公刊物にて公開しました。

主な刊行物

Aiko NISHIKIDA, Shingo HAMANAKA, Yutaka TAKAOA, et.al. “Report of Arab Refugee Survey in Sweden (2016)” (CMEPS-J Report No. 12)

「アラブ系移民/難民の越境移動をめぐる動態と意識:中東と欧州における比較研究」(科学研究費補助金(基盤研究(B) 26283003)が研究プロジェクト「世論調査による中東地域の政治秩序と変革の実証研究」とともにAiko NISHIKIDA, Shingo HAMANAKA, Yutaka TAKAOA他著“Report of Arab Refugee Survey in Sweden (2016)”  (CMEPS-J Report No. 12)を世論調査で公開しました。

https://cmeps-j.net/ja/opinion_surveys

研究プロジェクト「中東諸国民の国際秩序観」会合

研究プロジェクト「中東諸国民の国際秩序観:政治的認知地図を通じたアプローチ」(平成29年度龍谷大学社会科学研究所研究プロジェクト)が2017年10月27日に龍谷大学で第1回研究会合を開催し、簡単な議事録を研究プロジェクトで公開しました。

World Order from the People’s Perspective in the Middle East: A New Approach of the Political Mental Map