「現代中東研究コロキアム(Contemporary Middle Eastern Studies Colloquium)」第3回研究会のご案内(2022年6月7日)

以下のとおり、2022年6月7日(火)に「現代中東研究コロキアム(Contemporary Middle Eastern Studies Colloquium)」第3回研究会を開催いたします。全体討論の時間も設けておりますので、良いディスカッションの場になれば幸いです。

皆さまのご参加をお待ちしております。

日時:2022年6月7日(火) 15:00~19:00

場所:Zoomにてオンライン開催(参加無料:要事前登録)

15:00 開会
15:10~16:10 報告1:今井宏平(ジェトロ・アジア経済研究所研究員)「なぜトルコにおいて難民問題は選挙の争点とならないのか」
16:10~17:10 報告2:上野 祥(東京大学大学院総合文化研究科博士課程)「権威主義体制における抑圧と抗議行動:ムバーラク政権期エジプトを事例に」
(休憩)
17:20~ 全体討論

参加登録:Googleフォームよりご登録ください。
(登録締切:2022年6月5日)
https://forms.gle/yDzMBTPNUV9SEdoA6

問合先:ir0262pp [a] ed.ritsumei.ac.jp
(担当:米田【立命館大学中東・イスラーム研究センター/立命館大学大学院 国際関係研究科 博士後期課程】)

主催:
現代中東政治研究ネットワーク(CMEPS-J)
立命館大学中東・イスラーム研究センター(CMEIS)

共催:
科研費基盤研究(A)「東アラブ地域の非公的政治主体による国家機能の補完・簒奪に関する研究」(研究代表者:青山弘之 課題番号:18H03622)
科研費基盤研究(B)「計量テキスト分析を用いた現代中東における新たな政治的動員に関する実証研究」(研究代表者:末近浩太 課題番号:19H04374)
科研費基盤研究(B)「現代中東における政治と宗教:「アラブの春」以降のムスリム同胞団を事例に」(研究代表者:横田貴之 課題番号:19H04370)
科研費基盤研究(B)「権威主義体制における分配政治の変容とアカウンタビリティ改革:中東諸国の比較研究」(研究代表者:石黒大岳 課題番号:19H01454)

現代中東研究コロキアム(Contemporary Middle Eastern Studies Colloquium)(仮)研究会

現代中東政治研究ネットワーク(CMEPS-J)と立命館大学中東・イスラーム研究センター(CMEIS)は、デュアルプラットフォームで「現代中東研究コロキアム(Contemporary Middle Eastern Studies Colloquium)」(仮称)を設立いたします。

日本における現代中東研究、特に政治分野の研究を推進・発展させるための機能は、「メカ研」と総称される一連の研究プロジェクト(「現代中東における国家運営メカニズムの実証的研究と地域間比較」研究会(2006~2007年度)、「中東諸国家運営メカニズムの普遍性と特殊性の抽出」(2008~2009年度)、「中東地域における経済自由化政策をめぐる受容と抵抗:比較政治研究」(2010~2011年度))が2013年に終了して以降、実質的には各研究者の携わる科研などの競争的資金に委ねられておりましたが、ここに分野・地域間の対話を今一度活性化することでさらなる研究の展開を目指したいと思います。また、次世代(若手)の現代中東研究者を後押しするための機会と場を設けることで、アカデミアでの認知度のアップやキャリア支援ができればと考えています。

日時

    • 2021年11月21日(日) 15:00~18:00

場所

    • 北海学園大学(使用する会議室については調整中)とzoomでのオンラインとのハイブリッド

参加者(50音順)

    • 青山弘之(東京外国語大学)
    • 今井宏平(JETROアジア経済研究所)
    • 岩坂将充(北海学園大学)
    • 吉川卓郎(立命館アジア・太平洋大学)
    • 末近浩太(立命館大学)
    • 髙岡豊(東京外国語大学)
    • 錦田愛子(慶應義塾大学)
    • 濱中新吾(龍谷大学)
    • 溝渕正季(広島大学)
    • 松尾昌樹(宇都宮大学)
    • 山尾大(九州大学)
    • 横田貴之(明治大学)

主催

    • 現代中東政治研究ネットワーク(CMEPS-J)
    • 立命館大学中東・イスラーム研究センター(CMEIS)
    • 科研費基盤研究(A)「東アラブ地域の非公的政治主体による国家機能の補完・簒奪に関する研究」(研究代表者:青山弘之 課題番号:18H03622、およびミネルヴァ書房からの成果公開における寄稿者)
    • 科研費基盤研究(B)「権威主義体制における分配政治の変容とアカウンタビリティ改革:中東諸国の比較研究」(研究代表者:石黒大岳 課題番号:19H01454)

共催

    • 科研費基盤研究(B)「計量テキスト分析を用いた現代中東における新たな政治的動員に関する実証研究」(研究代表者:末近浩太 課題番号:19H04370)
    • 科研費基盤研究(B)「現代中東における政治と宗教:「アラブの春」以降のムスリム同胞団を事例に」(研究代表者:横田貴之 課題番号:19H04370)

議事

研究報告(15:00~16:15)

    • 末近浩太・山尾大「「アラブの春」後のリビアにおける国家再建と民主化:2019年実施の世論調査の結果から(仮)」
    • 全体討論

コロキアムの運営方針、全体および各自の研究進捗状況の確認と意見交換(16:30〜17:30)

今後の方針について(17:30〜18:00)

    • 2022年度の国内外発表および投稿計画等

 

 

Zoomシンポジウム「トルコのコロナ禍とシリア難民:世界難民の日に寄せて」

トルコ・シリア関係は、2020年に入って新たな変化の兆しを見せた。2~3月、両国はイドリブ県で交戦、その結果、トルコが支援する反体制派の支配地は大きく縮小し、国内避難民(IDPs)が急増、難民流入の危機が囁かれた。こうした動きはコロナ禍によって膠着し、現在に至っているように見えるが、両国情勢は今後どのように推移するのか。本シンポジウムは、シリアをめぐる戦いにおける最大の被害者である難民・IDPsが翻弄され続けるさまに着目しつつ、両国の政治の現状を明らかにする。

開催日時・場所

  • 2020年6月20日(土曜日)19:00~21:30
  • Zoom(登録制・参加費無料)

*参加を希望される方は、biladalsham[a]tufs.ac.jpに連絡頂ければ、ZoomミーティングのURL、ID、パスワードをお送りします。

登壇者

司会

プログラム

  • 18:50:開場
  • 19:00-19:15:開会挨拶+「シャーム研」の活動について(青山)
  • 19:15-20:15:報告1「コロナ危機下におけるトルコの現実主義外交と理想主義的外交」(今井)
  • 20:15-21:15:報告2「コロナ禍後のシリア難民:トルコの安全地帯構想の現在とシリアの動き」(髙岡)
  • 21:15-21:30:ディスカッション

主催

科学研究費助成事業「東アラブ地域の非公的政治主体による国家機能の補完・簒奪に関する研究」(基盤研究(A) 18H03622)

浜中新吾・青山弘之・髙岡豊編著『中東諸国民の国際秩序観:世論調査による国際関係認識と越境移動経験・意識の計量分析』

浜中新吾・青山弘之・髙岡豊編著『中東諸国民の国際秩序観:世論調査による国際関係認識と越境移動経験・意識の計量分析』が2020年3月15日に晃洋書房より公刊されました。

英語版「「中東世論調査(トルコのシリア難民2019)」単純集計報告書」(Report of Simple Tally of “Middle East Public Opinion Survey (Syrian Refugees in Turkey 2019)”、CMEPS-J Report No. 52)

研究プロジェクト「東アラブ地域の非公的政治主体による国家機能の補完・簒奪に関する研究」の研究成果「「中東世論調査トルコのシリア難民2019)」単純集計報告書」(CMEPS-J Report No. 51)の英語版「Report of Simple Tally of “Middle East Public Opinion Survey (Syrian Refugees in Turkey 2019)”(CMEPS-J Report No. 52)」(PDF版HTML版)を CMEPS-J Reportsで公開しました。

CMEPS-J Reports

「「中東世論調査(トルコのシリア難民2019)」単純集計報告書」(CMEPS-J Report No. 51)

研究プロジェクト「東アラブ地域の非公的政治主体による国家機能の補完・簒奪に関する研究」の研究成果「「中東世論調査(トルコのシリア難民2019)」単純集計報告書」(CMEPS-J Report No. 51)(PDF版HTML版)を CMEPS-J Reportsで公開しました。

CMEPS-J Reports

公開シンポジウム「「アラブの心臓」に何が起こったのか:現代中東の実像を捉える」

イスラーム国(IS)の猛威が去った今も、「アラブの心臓」と呼ばれる諸国を中心に、中東では政治的な混乱が続いています。本シンポジウムでは、青山弘之編『「アラブの心臓」に何が起きているのか:現代中東の実像』(岩波書店, 2014年)の執筆者たちが、刊行後のフォローアップとして、最新の研究成果を踏まえながら、今の中東の実像と将来の展望を語ります。

日時

2019年1月12日(土曜日) 13:00~17:00(開場12:30)

場所

立命館大学衣笠キャンパス 創思館カンファレンスルーム(定員140名)

プログラム

13:00-13:10 趣旨説明
13:10-13:30 シリア—黙殺される復興 青山弘之(東京外国語大学)
13:30-13:50 エジプト—「安定」は虚像か実像か?  横田貴之(明治大学)
13:50-14:10 シリア—イスラーム過激派の衰退 髙岡 豊(中東調査会)
14:10-14:30 イラク—宗派対立の拡大条件 山尾大(九州大学)
14:30-14:40 休憩
14:40-15:00 レバノン—「決めない政治」をやめるフリをすることを「決める」 末近浩太(立命館大学)
15:10-15:30 ヨルダン—ハーシム家レジームの清算と継承 吉川卓郎(立命館アジア太平洋大学)
15:30-15:50 イスラエル—法の精神として現前するナショナル・アイデンティティ 濱中新吾(龍谷大学)
15:50-16:00 休憩(時間調整)
16:00-16:50 総合討論
報告者7名
討論者: 岩坂将充(同志社大学)
討論者: 今井宏平(アジア経済研究所)
16:50-17:00 閉会

主催(共催)

  • 科学研究費補助金・新学術領域研究(研究領域提案型)「グローバル関係学」計画研究B02「越境的非国家ネットワーク:国家破綻と紛争」(研究代表者:末近浩太)
  • 科学研究費補助金・基盤研究(A)「東アラブ地域の非公的政治主体による国家機能の補完・簒奪に関する研究」(研究代表者:青山弘之)
  • 科学研究費補助金・基盤研究(B)(海外学術調査)「現代中東におけるイスラーム主義運動の動向と政治的帰結に関する比較理論研究」(研究代表者:末近浩太)
  • 立命館大学国際地域研究所プロジェクト「中東地域研究の新たなパラダイム構築に向けて:宗教と政治の絡み合いを再考する」(研究代表者:末近浩太)
  • 龍谷大学社会科学研究所共同研究プロジェクト「中東諸国民の国際秩序観」(研究代表者:濱中新吾)

移民、テロに関する髙岡氏の論考4点を公開

髙岡豊氏による以下4点の論考を主な公刊物にて公開しました。

主な刊行物