現代中東研究コロキアム緊急シンポジウム「トルコ・シリア地震で何が変わったか:政治研究者が読み解く」のご案内

現代中東政治研究ネットワークと立命館大学中東・イスラーム研究センターは、2月6日にトルコ・シリアで発生した地震を受けて、以下の通り、3月6日(月)に現代中東研究コロキアム緊急シンポジウム「トルコ・シリア地震で何が変わったか:政治研究者が読み解く」を開催する運びとなりました。

ご関心をお持ちの方におかれましては、ぜひ参加をご検討いただきますようお願い申し上げます。

概要

2月6日にトルコとシリアが大地震に見舞われてから1ヵ月が経とうとしている。東日本大震災を上回る犠牲者を出したこの災害は、国際社会のキーアクターとして存在感を強めていたトルコ、「今世紀最悪の人道危機」に苛まれ疲弊しきっていたシリアにも少なからぬ影響を与えている。本緊急シンポジウムでは、震災によって両国の政治に生じた変化を専門家の分析をもとに読み解いていく。

日時

2023年3月6日(月)19:30〜21:00

場所

Zoomにてオンライン開催(参加無料:要事前登録)

プログラム

    • 19:30-19:40 趣旨説明 青山弘之(東京外国語大学教授)
    • 19:40-20:00  「これからのトルコ:地震、選挙、建国100周年」  岩坂将充(北海学園大学教授)
    • 20:00-20:20 「シリア向け支援を妨げた紛争思考と今後の課題」  髙岡豊(東京外国語大学特別研究員)
    • 20:20-20:40 「誰がシリアを「変える」のか:紛争、権威主義、そして、震災」  末近浩太(立命館大学教授)
    • 20:40-21:00 総合討論・質疑応答

参加登録

Googleフォームよりご登録ください。 https://forms.gle/YCJ2sAKKEGC5vD3s9 (登録締切:2023年3月5日)

問い合わせ先

s-nino38[ @ ]fc.ritsumei.ac.jp (担当:二宮/RARA・立命館大学中東・イスラーム研究センター)

主催

現代中東政治研究ネットワーク(CMEPS-J)

立命館大学中東・イスラーム研究センター(CMEIS)

共催

科研費基盤研究(A)「東アラブ地域の非公的政治主体による国家機能の補完・簒奪に関する研究」(研究代表者:青山弘之 課題番号:18H03622)

科研費基盤研究(B)「計量テキスト分析を用いた現代中東における新たな政治的動員に関する実証研究」(研究代表者:末近浩太 課題番号:19H04374)

科研費基盤研究(B)「現代中東における政治と宗教:「アラブの春」以降のムスリム同胞団を事例に」(研究代表者:横田貴之 課題番号:19H04370)

科研費基盤研究(B)「権威主義体制における分配政治の変容とアカウンタビリティ改革:中東諸国の比較研究」(研究代表者:石黒大岳 課題番号:19H01454)

国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))「危機下の東アラブ諸国における社会的レジリエンスの実証研究:ヨルダンの事例から」(研究代表者:末近浩太 課題番号:22KK0018)

立命館先進研究アカデミー(RARA)

協力

シリア地震被災者支援キャンペーン「サダーカ・イニシアチブ」

「現代中東研究コロキアム(Contemporary Middle Eastern Studies Colloquium)」第5回研究会開催

2023年1月13日(月)、現代中東政治研究ネットワーク(CMEPS-J)と立命館大学中東・イスラーム研究センター(CMEIS)の主催による「現代中東研究コロキアム(Contemporary Middle Eastern Studies Colloquium)」第5回研究会がオンラインで開催され、研究者ら約30名が参加しました。

第5回研究会では、東京外国語大学教授の青山弘之氏の進行のもと、九州大学准教授の山尾大氏が「乖離する安全保障の認識と紛争の継続:イラク主要紙とTwitterの計量テキスト分析から」と題して報告を行い、質疑応答が行われました。



後半は中東専門家の髙岡豊氏の進行のもと、東京外国語大学大学院総合国際学研究科博士後期課程在籍の木戸皓平氏が「紛争下のシリアで非国家主体が果たした役割の変化」と題して報告を行い、質疑応答が行われました。

「中東世論調査(シリア2022)」単純集計報告(CMEPS-J Report No. 68)

研究プロジェクト「東アラブ地域の非公的政治主体による国家機能の補完・簒奪に関する研究」の研究成果「「中東世論調査(シリア2022)」単純集計報告書」(CMEPS-J. Report No. 68)を CMEPS-J Reportsで公開しました。

CMEPS-J Reports

「中東世論調査(シリア2022)」の概要はこちら

「現代中東研究コロキアム(Contemporary Middle Eastern Studies Colloquium)」第5回研究会のご案内(2023年2月13日)

 

以下のとおり、2023年2月13日(月)に「現代中東研究コロキアム(Contemporary Middle Eastern Studies Colloquium)」第5回研究会を開催いたします。全体討論の時間も設けておりますので、良いディスカッションの場になれば幸いです。

皆さまのご参加をお待ちしております。

日時:2023年2月13日(月) 15:00~19:00頃まで

場所:Zoomにてオンライン開催(参加無料:要事前登録)

15:00 開会
15:10~16:10 報告1:山尾 大(九州大学大学院比較社会文化研究院)「乖離する安全保障の認識と紛争の継続:イラク主要紙とTwitterの計量テキスト分析から」
16:10~17:10 報告2:木戸 皓平(東京外国語大学大学院総合国際学研究科博士後期課程)「紛争下のシリアで非国家主体が果たした役割の変化」
(休憩)
17:20~ 全体討論

参加登録:Googleフォームよりご登録ください。
(登録締切:2023年2月11日)
https://forms.gle/8Q5NniF1JF9MgnQJ6

問合先:s-nino38 [a] fc.ritsumei.ac.jp
(担当:二宮【立命館大学中東・イスラーム研究センター】)

主催:
現代中東政治研究ネットワーク(CMEPS-J)
立命館大学中東・イスラーム研究センター(CMEIS)

共催:
科研費基盤研究(A)「東アラブ地域の非公的政治主体による国家機能の補完・簒奪に関する研究」(研究代表者:青山弘之 課題番号:18H03622)
科研費基盤研究(B)「計量テキスト分析を用いた現代中東における新たな政治的動員に関する実証研究」(研究代表者:末近浩太 課題番号:19H04374)
科研費基盤研究(B)「現代中東における政治と宗教:「アラブの春」以降のムスリム同胞団を事例に」(研究代表者:横田貴之 課題番号:19H04370)
科研費基盤研究(B)「権威主義体制における分配政治の変容とアカウンタビリティ改革:中東諸国の比較研究」(研究代表者:石黒大岳 課題番号:19H01454)

「現代中東研究コロキアム(Contemporary Middle Eastern Studies Colloquium)」第4回研究会開催

去る2022年10月26日(水)、現代中東政治研究ネットワーク(CMEPS-J)と立命館大学中東・イスラーム研究センター(CMEIS)の主催による「現代中東研究コロキアム(Contemporary Middle Eastern Studies Colloquium)」第4回研究会がオンラインで開催され、研究者ら約30名が参加しました。

第4回研究会では、東京外国語大学の青山弘之教授の進行のもと、広島大学の溝渕正季准教授が「なぜ強いアラブ軍と弱いアラブ軍が存在するのか?ヒズブッラーとアンサールッラーの軍事的有効性に関する検証」と題して報告を行い、質疑応答が行われました。

後半は中東専門家の髙岡豊氏の進行のもと、立命館大学国際関係研究科博士後期課程在籍の米田優作氏が「現代エジプトの『政教関係』を再考する:アレキサンドリアにおけるダアワ・サラフィーヤの事例から」と題して報告を行い、質疑応答が行われました。