浪内紫雲「北・東シリア地域民主自治局行政区画法:解説および全訳」(CMEPS-J Report No. 78)をCMEPS-J Reportsで公開しました。
青山弘之・木戸皓平『シリア・バアス党第3回中央委員会拡大会合(2024年)詳解』(CMEPS-J Report No. 77)
「現代中東研究コロキアム(Contemporary Middle Eastern Studies Colloquium)」第9回研究会開催
2024年7月6日(土)、現代中東政治研究ネットワーク(CMEPS-J)と立命館大学中東・イスラーム研究センター(CMEIS)の主催による現代中東研究コロキアム(Contemporary Middle Eastern Studies Colloquium)」第9回研究会が、ふれあい貸し会議室水道橋A(東京都千代田区)にて対面とオンラインのハイブリッド形式で開催され、研究者ら約30名が参加しました。
第9回研究会では、東京外国語教授の青山弘之氏の進行のもと、東京外国語大学大学院総合国際学研究科世界言語社会専攻の浪内紫雲氏がまず「紛争下シリアの非統治空間における「公共圏」の諸相:北東部におけるNGOの声明文からの検討」と題して報告を行い、質疑応答が行われました。
続いて、東京工業大学環境・社会理工学院の倉本敬司氏が「サウジアラビア外交と権力の「個人化」」と題して報告を行い、質疑応答が行われました。
「現代中東研究コロキアム(Contemporary Middle Eastern Studies Colloquium)」第9回研究会のご案内(2024年7月6日)
以下のとおり、2024年7月6日(土)に「現代中東研究コロキアム(Contemporary Middle Eastern Studies Colloquium)」第9回研究会を開催いたします。良いディスカッションの場になれば幸いです。
皆さまのご参加をお待ちしております。
記
日時:2024年7月6日(土) 14:00~17:00頃まで
場所:東京外国語大学本郷サテライト4階セミナールーム(吉祥寺に会場変更の可能性あり) および Zoomミーティングによるハイブリッド開催(参加無料:要事前登録)
14:00 開会
14:10~15:30 報告1:浪内紫雲(東京外国語大学大学院総合国際学研究科世界言語社会専攻博士後期課程)「紛争下シリアの非統治空間における「公共圏」の諸相:北東部におけるNGOの声明文からの検討」
(休憩)
15:40~17:00 報告2:倉本敬司(東京工業大学環境・社会理工学院博士後期課程)「サウジアラビア外交と権力の「個人化」」
参加登録:Googleフォームよりご登録ください。
https://onl.sc/Pgj3Q1Y(登録締切:2024年7月4日)
オンラインで参加される方には7月5日にZoomミーティングの情報をお送りする予定です。
問合先:biladalsham@tufs.ac.jp
主催:
現代中東政治研究ネットワーク(CMEPS-J)
立命館大学中東・イスラーム研究センター(CMEIS)
共催:
科研費基盤研究(A)「歴史的シリアにおける国家変容の研究:混合的手法による新たな中東地域研究の開発」(研究代表者:末近浩太 課題番号:23H00043)
科研費基盤研究(B)「現代中東における「政治の宗教化」と「宗教の政治化」:ムスリム同胞団の比較事例研究」(研究代表者:横田貴之 課題番号:23H03629)科研費基盤研究(B)「現代外交における軍事力の効用:通時的・共時的アプローチによる中範囲理論の構築」(研究代表者:溝渕正季 課題番号: 23H00791)
科研費基盤研究(A)「中東諸国民の政策選好と統治の正統性」(研究代表者 浜中新吾 課題番号:22H00055)
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))「危機下の東アラブ諸国における社会的レジリエンスの実証研究:ヨルダンの事例から」(研究代表者:末近浩太 課題番号:22KK0018)
パレスチナ/イスラエル研究会
中東・イスラーム地域研究院生研究会(Graduate Student Society for Middle Eastern and Islamic Area Studies:GSMEIAS)
木戸皓平「「ポスト戦争期におけるシリア国家開発プログラム」全訳」(CMEPS-J Report No. 76)
末近浩太、ワリード・アルハティーブ、吉川卓郎(他)「中東世論調査:レバノン2024」(CMEIS Report No. 12)
末近浩太、ワリード・アルハティーブ、吉川卓郎(他)「中東世論調査:レバノン2024」(CMEIS Report No. 12)を世論調査(レバノン)にて公開しました。
中東・イスラーム地域研究 院⽣研究会 (Graduate Student Society for Middle Eastern and Islamic Area Studies) 第1回GSMEIAS研究報告会を開催
2024年2月24日(土)、中東・イスラーム地域研究 院生研究会(Graduate Student Society for Middle Eastern and Islamic Area Studies:GSMEIAS)が主催する研究報告会(第1回GSMEIAS研究報告会)が、現代中東政治研究ネットワーク(CMEPS-J.net)と立命館大学中東・イスラーム研究センター(CMEIS)の共催のもと、広島大学東千田キャンパス(広島市中区)にて対面で開催されました。

第1回GSMEIAS研究報告会では、2023年度研究会代表者である米田優作氏の進行のもと、本研究会の趣旨及び問題意識の共有が行われたのち、1人目の報告者である広島大学大学院人間社会科学研究科博士前期課程の伊藤慎一郎氏がまず「中東におけるムハーバラート:政軍関係論・比較政治学・歴史的制度論を中心に」と題して報告を行い、質疑応答が行われました。

続いて、2人目の報告者である東京外国語大学大学院総合国際学研究科博士前期課程の浪内紫雲氏が「『国家-社会』関係における多元的公共圏への一考察:シリア研究の立場から」と題して報告を行い、質疑応答が行われました。

続いて、3人目の報告者である慶應義塾大学大学院法学研究科博士後期課程の山岡陽輝氏が「『グローバル・イスラーム地域研究』としての解放党研究」と題して報告を行い、質疑応答が行われました。

最後に、4人目の報告者である立命館大学大学院国際関係研究科博士後期課程の米田優作氏が「政教関係・政治学・思想研究の交叉路:現代エジプトのサラフィー主義と政治を研究する立場から」と題して報告を行い、質疑応答が行われました。
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中東・イスラーム地域研究 院生研究会(Graduate Student Society for Middle Eastern and Islamic Area Studies:GSMEIAS)は、立命館大学大学院学生研究会活動支援制度の助成を受けてAY2023年秋学期より新たに発足した研究コミュニティです。
CMEPS-J.netワークショップ(第1回)「アル=カーイダ支配下のシリア北西部における“反体制”イスラーム主義勢力の動静」を開催
去る2024年2月29日(木曜日)、武蔵野市本町コミュニティーセンター(東京都武蔵野市吉祥寺本町)にて、現代中東政治研究ネットワーク(CMEPS-J.net)・ワークショップ(第1回)を開催し、青山弘之氏(東京外国語大学教授)、髙岡豊氏(東京外国語大学特別研究員)、山岡陽輝氏(慶應義塾大学大学院)、木戸皓平氏(東京外国語大学大学院)、浪内紫雲氏(東京外国語大学大学院)、萩原優太氏(東京外国語大学大学院)が参加しました。
ワークショップでは、「シリアのアル=カーイダ」として知られるシャーム解放機構(旧シャームの民のヌスラ戦線)の支配下にあるシリア北西部(イドリブ県中北部、アレッポ県西部、ラタキア県北東部、ハマー県北西部)の非統治空間における非国家主体間の関係をめぐって、山岡氏が、同地での解放党(イスラーム解放党)の現況、とりわけ非暴力的活動の実態にかかる基調報告を行いました。
基調報告を受け、参加者との間で、シリア北西部の統治形態、イスラーム主義のイデオロギーや活動、収集可能/不可能な情報などを中心に質疑応答が行われました。
中東・イスラーム地域研究 院⽣研究会 (Graduate Student Society for Middle Eastern and Islamic Area Studies) 第1回GSMEIAS研究報告会のご案内(2024年2月24日)
中東・イスラーム地域研究院生研究会は、現代中東政治研究ネットワーク(CMEPS-J.net)および立命館大学中東・イスラーム研究センター(CMEIS)共催のもと、第1回GSMEIAS研究報告会を開催いたします。
記
日時
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- 2024年2月24日(土) 14:00~20:30(予定)
場所
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- 広島大学東千田キャンパス・地域連携フロア
SENDA LAB(総合校舎L棟5F)会議室1、応接室
https://www.hiroshima-u.ac.jp/iagcc/ccc/sendalab
- 広島大学東千田キャンパス・地域連携フロア
主催
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- 中東・イスラーム地域研究 院生研究会(GSMEIAS: Graduate Student Society for Middle Eastern and Islamic Area Studies)
共催
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- 現代中東政治研究ネットワーク(CMEPS-J.net)
- 立命館大学中東・イスラーム研究センター(CMEIS)
スケジュール
1. 研究報告(14:00~17:00):修論/博論の設計図および各自の「地域研究」像にかんする研究報告
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- 研究会の趣旨および問題意識の説明(研究会代表者:米田)
- 伊藤慎一郎(広島大学大学院博士前期課程):「中東におけるムハーバラート:政軍関係論・比較政治学・歴史的制度論を中心に」
- 浪内紫雲(東京外国語大学大学院博士前期課程):「『国家-社会』関係における多元的公共圏への一考察:シリア研究の立場から」
- 山岡陽輝(慶應義塾大学大学院博士後期課程):「『グローバル・イスラーム地域研究』としての解放党研究」
- 米田優作(立命館大学大学院博士後期課程):「政教関係・政治学・思想研究の交叉路:現代エジプトのサラフィー主義と政治を研究する立場から」
- 全体討論
2. GSMEIASの運営方針、全体および各自の研究進捗状況の確認と意見交換(17:30〜18:30)
- 3. 今後の方針について(18:30〜20:30)
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- 24年度以降の研究会運営方針、および成果発信の方法・予算申請等
「現代中東研究コロキアム(Contemporary Middle Eastern Studies Colloquium)」第8回研究会開催
2024年1月20日(土)、現代中東政治研究ネットワーク(CMEPS-J)と立命館大学中東・イスラーム研究センター(CMEIS)の主催による現代中東研究コロキアム(Contemporary Middle Eastern Studies Colloquium)」第8回研究会が、立命館大学朱雀キャンパス(京都市中京区)にて対面とオンラインのハイブリッド形式で開催され、研究者ら約30名が参加しました。
第8回研究会では、立命館大学教授の末近浩太氏の進行のもと、立命館大学立命館大学衣笠総合研究機構准教授の池端蕗子氏がまず「現代中東・イスラーム諸国の地域協力機構:緩やかな連帯のメカニズム」と題して報告を行い、質疑応答が行われました。
続いて、慶應義塾大学法学部教授の錦田愛子氏が「ローカル・イスラームとしてのハマース:グローバル・イスラームとの相違と接点」と題して報告を行い、質疑応答が行われました。